$ 公開 2026-10-05 | ~13 分で読了
コンテキスト: 子どもの頃のコンピューターと初期のインターネットから、AI の時代へ。今度こそ、自分自身の何かを作りたい。 →

時が再び動き出す


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何年かぶりに、世界がまた新鮮に感じられる。

初めてコンピューターに触れたときのことを、今でも覚えている。まだ小学校に上がる年齢にもなっていなかった。場所は父のオフィスだった。

当時、コンピューターはまだ多くの人にとって、とても目新しいものだった。父の同僚の一人が、そのコンピューターでゲームを見せてくれた。あれから何年もたった今でも、その瞬間と画面に映っていた光景を覚えている。ステージの上を跳び回る、一人の男。

小学生になると、StarCraft、Army Men、C&C: Red Alert、Counter-Strike、Diablo II、Age of Empires、Virtual Life 2、それから、まあ、ほかにも山ほどのゲームで遊ぶようになった。小学校に通っていた頃に Flash を覚えた。当時は「闪客帝国」(Shanke Diguo、直訳すると「Flash 帝国」)という有名なサイトがあったし、学校では Logo を使ってプログラミングを学んでいた。

『マトリックス』。そう、ご想像のとおり、あの有名な映画だ。初めて観たのは、まだ小学生の頃だった。何度も何度も観た。何回かって? 当ててみる? 実はね、自分でもわからない。

中学生になると、学校のコンピューター部に入り、引き続き Flash で小さな作品を作っていた。はは。相変わらず StarCraft、Diablo II、Counter-Strike、Virtual Life 2 のような PC ゲームで遊んでいたけれど、世界は変わり始めていた。The Legend of Mir 2 のような新しいタイプのゲームが生まれ、HF Gaming Platform のようなプラットフォームが登場した。友達とゲームをするのに、LAN だけでなく、インターネットを使い始めた。

高校では Visual Basic というプログラミング言語を使って、ソフトウェアを書き始めた。そしてゲームといえば、とんでもない大物が登場し、あっという間に世界中で人気になった。そのゲームの名は World of Warcraft。WoW がどれほど人気だったか、想像もつかないと思う。僕が行ったネットカフェは、ほとんどどこも WoW のプレイヤーでいっぱいだった。その後 Dota が登場し、こちらも世界中で人気になった。

大学では C/C++、Java、PowerScript、JavaScript、C#、Brainfuck などを学んだ。世界中の友達と安全にチャットするために IRC を使っていた。大学にもコンピューター部があり、そこで Silverlight を使ってゲームを作った。Silverlight は、C# と XAML を使う、Flash に少し似た昔の技術だ。今に至るまで、それが僕の作った唯一のゲームだ。ACM のプログラミングコンテストや、企業が開催するプログラミングコンテストにも参加した。LabWindows/LabVIEW と C/C++ を使って、ミサイル誘導システムを開発したこともある。大学時代には、Dropbox に似たオンラインストレージシステムまで開発した。

人生の初めの頃を振り返ると、子どもだった僕がインターネットに感じていたものを、今でも思い出す。インターネットは世界中でますます広まっていた。さまざまな言語を話す人々が、自分のウェブサイトを作っていた。もっと自由な時代だった。中国共産党(CCP)の下でさえ、ウェブサイトを作るだけなら政府の承認は必要なかった。自分で作れば、それでよかった。中国共産党が語りたがらないことを教えてくれるサイトもたくさんあり、百度やほかの中国の検索エンジンで見つけることができた。Command & Conquer: Generals のように、中国共産党が僕たちに遊ばせたくない、面白いゲームを見つけることさえできた。クラスメートにそのゲームのことを教えてもらえば、あとは自分でインターネットで探せた。

インターネットが世界中に広まったとき、中国にはとても多くの人がいた。そのため簡体字中国語のウェブサイトは膨大な数にのぼり、簡体字中国語のコンテンツがウェブの大きな部分を占めていた。

みんなにとって、いい時代だった。

学生だった頃は、Wikipedia、YouTube、Instagram、Telegram、Facebook、Google、LINE、WhatsApp、Gmail、Google マップなど、本当にたくさんのサイトやアプリを使うことができた。

初めて年上のきょうだいと一緒に Google マップを使ったときのことも、まだ覚えている。地図の上で、自分たちの学校や家を探そうとした。

あれは本当にすごかった。

でも、ほら、いい時代が続くのを望まない悪い連中は、いつだっている。

2010 年、Google は中国発のサイバー攻撃を受け、中国政府の検閲要求との対立が続く中、中国から撤退した。iGoogle と、そのドラッグ&ドロップできるガジェットを使っていたときにそのニュースを見たので、あの日のことははっきり覚えている。

その後、僕たちは Google にアクセスできなくなった。

僕にとって、理由は明らかだった。ソ連の残党が邪悪な計画を捨てようとせず、それを実行に移し始めたのだ……

彼らはいわゆる「インターネット主権」を使い、人々がインターネットを通じて築いたさまざまな組織やコミュニティを解体した。すべてが変わった。年月がたつにつれて、簡体字中国語のコンテンツがウェブに占める割合はどんどん小さくなった。インターネットそのものさえ、つまらなくなった。簡体字中国語のインターネットに過去十年、二十年と蓄積されてきた情報が消し去られた。まるで最初から存在しなかったかのように。『1984年』そのものだ。多くの中国語サイトが消え、ほかのサイトも大量の古い中国語の投稿を削除した。

中国では、SIM カードを買うだけでも実名登録が必要だ。大手インターネットプラットフォームに何かを投稿すると、IP アドレスに基づく所在地が表示される。中国のインターネットは、世界のインターネットからますます切り離されていった。

それでも、新たな枢軸国は動き続けた。僕たちは多くの海外のサイトやアプリを自由に使えなくなった。海外製のゲームでさえ、正規の手段で入手するのが難しくなったり、不可能になったりした。ウェブサイトを作りたいなら、政府への登録が必要になった。やがてモバイルアプリも同じことになった。そして簡体字中国語の世界では、中国のプレイヤー向けにゲームを公開したい場合も、政府の承認が必要だった。

まるでインターネットが歩みを止め、誰にとってもひどくつまらないものになってしまったようだった。

そして 2022 年、ロシアとその仲間たちは、ウクライナへの侵攻という形で計画を実行に移した。新たな時代が始まるように思えた。

新たな冷戦が始まろうとしていた。

ところが突然、AI が僕たちに未来を見せ始めた。

今回の新たな「枢軸国」の体制は、どれも非常に弱い。主役になるのは AI だ。前の冷戦で「スター・ウォーズ」、つまり戦略防衛構想(SDI)が技術競争の象徴となったように。

AI 戦争は、もう始まっている。

誰もが自分の AI 製品を作ったり、AI を使って何かをしたりしている。

誰もが AI のことを話している。何年も前に、人々がコンピューターやインターネットについて語っていたように。

未来は、過去と韻を踏んでいる。

これまでとは違う世界がやって来る。

インターネットが始まった頃、僕は子どもだった。それを楽しんではいたけれど、自分自身の何かを作ることはなかった。

でも今はわかる。AI だって、いつかはつまらなくなる。三十年後かもしれない。でもそのとき、またこんな回顧の文章を書いている自分にはなりたくない。

今度は、ただ楽しむだけではなく、その一員になる。自分自身の何かを作る。

まるで過去に戻り、コンピューターの画面でステージの上を跳び回るあの男を、もう一度見ているような気がする。

時が再び動き出す。

そして、運命の歯車が回り始める。

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